コンプレッサーのパラメーターを解説
2016/06/23
本日は、前回の記事の続きでコンプレッサーの解説です。
各パラメーターを中心に解説して参ります。コンプレッサーは様々な種類がありますが、ほとんどのコンプレッサーにはスレッショルド・レシオ・アタック・リリースというパラメーターがあります。各パラメーターにはどういった意味があるのかを中心に解説します。
■コンプレッサーのパラメーター
・スレッショルド
スレッショルドはしきい値のことで、この値を超えた音を圧縮します。
例えばスレッショルドを-20dbに設定した場合、-20dbを超えた音を圧縮します。
・レシオ
レシオは圧縮する量のことです。例えばレシオを2に設定した場合、音が2分の1圧縮され、
レシオを4に設定した場合、4分の1に圧縮されます。
・アタック
アタックは、音がスレッショルドの値を超えてから圧縮されるまでの時間のことで、音の出始め部分をコントロールします。
・リリース
リリースは、音がスレッショルドの値を下回った際に、圧縮が解除されるまでの時間です。音の終わり部分をコントロールします。
■わかりやすく説明すると
上記パラメーターの解説を読んでもなかなか理解できない方も多いかと思いますが、コンプレッサーのパラメーターは「子供のテレビの音量が大きくて母親に怒られる様子」に度々例えられます。
スレッショルド:テレビがうるさく感じて母親が子供の部屋へ注意しにいくテレビの音量
アタック:母親が子供の部屋に到着するまでの時間
レシオ:母親が下げて欲しいボリュームの比率
リリース:母親が部屋を出て行ったあとこっそりとボリュームを上げるまでの時間
■実例
上記のパラメーターを理解した上で、コンプレッサーをどのように活用していくかが大事です。人それぞれ違いはありますが、大きく分けると下記のケースになります。
・音量の差を縮めて聞き取りやすくする。
・音圧を稼ぐ
・音のアタック部分を強調して音を前に出す
コンプレッサーを駆使して音の前後や音像を調節することで、楽曲に立体感が出てきます。
勉強して覚えるのは大変かもしれませんが、コンプレッサーは使いながら覚えていくとより早くマスターできるでしょう。
次回のプロダクションコアトレーニングのブログは4/8を予定。
内容は「各コンプレッサーの特性」です。
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