コンプレッサーによる音の前後の処理
2016/06/23
以前の記事では「コンプレッサーで音を前後に調節が可能」と解説しましたが、今回は具体的に使用例を用いて解説します。是非とも取り入れて頂きたいテクニックですので、こちらの記事をご覧頂きながら自身でも実践してみてはいかがでしょうか。
■コンプレッサーで奥・手前を表現した音源例
実際にコンプレッサーによって距離感を表現した音源を用意しました。
①前半部分はコンプレッサーを適用する前音源、
②その次の中盤部分はコンプレッサーによって音を奥に引っ込めた音源、
③最後の部分はコンプレッサーによって音を手前に出した音源です。
これからどのように②と③のような処理をしたのかを解説します。
■②音を奥に引っ込める
音を奥に引っ込ませる場合、コンプレッサーで音の強弱を薄くし、音を響かせる空間系のプラグインを使います。
パラメーター例
スレッショルド(しきい値):深め
アタック:早め
リリースタイム:遅め
まずスレッショルドを深め・アタックタイムを早め・リリースタイムを遅めに設定し、音が鳴っている間のほとんどの時間で圧縮がなされている状態にすることで、大きい音と小さい音の差を少なくします。
次に空間系のプラグイン・リバーブを施すことで、より奥で鳴っているように処理することが可能です。
■③音を手前に出す
音を手前に出す場合には、コンプレッサーでアタックの部分を強調し、大きい音と小さい音の差を広げます。
パラメーター例
スレッショルド(しきい値):浅め
アタック:遅め
リリースタイム:早め
まずスレッショルドを浅めにすることで、音のアタック部分にだけ圧縮が適用されるように設定し、音の出始めの部分がしっかりと出るようにアタックは遅め・リリースタイムは早めにすることで、音が手前で鳴っているような処理になります。
以上のテクニックを使い分け、自分の意図する場所に音を配置することでミキシングのクオリティが飛躍的にアップしますので、是非とも取り入れて頂きたいテクニックです。
次回4/29は、楽曲制作には欠かせない「オススメのシンセサイザー」をご紹介します。
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